海外在住ママがおすすめする日本の人気絵本5選
こんにちは★Maroonです。
娘が生まれてすぐに本を買い集め、2歳になるまでには全部で80冊にもなり本棚に入りきらなくなってしまいました。
中には、人からプレゼントやお下がりで頂いた本や、チャリティー・ショップで見つけた絵本も。
3歳になる頃には150冊ほどになって置く場所がなくなったため、購入をいったん止めて図書館から借りるようにしています。
150冊ある絵本の中でも、娘の成長に役にたったのは日本の母から送ってもらった20冊(2歳~4歳向け)です。
今回はそのなかから海外在住ママが厳選した、日本のおすすめ絵本5選をご紹介いたします。
海外で日本語を学ぶことの難しさ
海外に住んでいると、娘の日本語の教育がとても難しいと感じることがあります。
毎日、英語に触れる環境にいるので、どうしても英語を多く話すようになります。
しかし、日本語と英語の両方を最初から教えた方が、あとで本人にとって有利になると周りから良く言われるので、「私もがんばらなくては!」と気持ちを入れなおし、娘には必ず日本語で話しかけるようにしています。
話しかけることも重要ですが、それ以上に効果があったのは、絵本とYouTube、そして日本の童謡にあわせてリズムをとる太鼓などの音楽教材です。
YouTubeチャンネルの紹介はまた今度にするとして、今日は役に立った絵本を紹介したいと思います。
口コミランキングサイト当てにならない!?
私は0歳から4歳向けの絵本の口コミランキングサイトをリサーチして、200冊ある本の全てのレビューを1週間かけてチェックしました。
そしてその中から私が子供の知育やしつけに良いと感じた本を20冊を選び、日本の母にお願いをして送ってもらいました。(母からのクリスマス・プレゼントでした)
実際に本を手にしてみて、思った感想は、口コミランキングサイトの上位か下位であるかは、それほど参考にはならないということ。
下位の本であっても、役にたった本もあったからです。
それはなぜか?というと、ランキングが目的別に分かれていないからなのです。
ある本はとてもアート的要素が強く、感覚教育にはもってこいです。また、ある本は、こどもにモラルやマナーを分かってもらうのに効果的です。
それらを、自分の子の興味や傾向にあわせて選ぶことも大切です。
たとえば、ダンスや音楽が好きな子にはそのような事が描かれてある本や音楽教材を、乗り物などに興味をしめす子には「のりもの」の絵本を、というように。
今日私が紹介するのは、娘が気に入ってなおかつ言語の発達や、しつけに効果があった本5冊です。
0さい~4さい こどもずかん 英語つき
出版社: 学研プラス
ページをめくると、見開きいっぱいに様々な「乗り物」のイラストが描かれています。イラストの下にはそれぞれの名前がひらながで表記されています。
イラストも文字も見やすくはっきりと描かれてあり、2歳の子供でもはっきりと認識できるような感じになっています。
乗り物は、機関車、モノレール、ヨットから清掃車やクレーン車にいたるまで、大人でも知らないような乗り物もでてくるので、学習にはぴったりです。
最初は、何も言わずに黙々と絵だけ見ながらページをめくって行く娘でしたが、次第に絵を指差して、知っている乗り物や動物の名前を言葉にするようになりました。
また、私が彼女が知らない動物を指さして名前を言うと、私の言ったことをリピートするようになりました。
そんなことがあってから、朝やおやすみ前のほんのひと時が、娘と読書をする至福の時間に変わりました。
英語の翻訳もついているため、最近では夫が英語で読み聞かせしています。
私は、英語で発音した後に、日本語でもリピートするようにしています。
この方法は母国語が2つある児童に2つの言語を同時に覚えてもらうのにはとっておきの方法なのだとか。
こちらは以前、近所に住んでいたアイルランド人の保母さんおすすめの方法です。
アイルランドでは幼稚園でアイルランド語と英語の2ヶ国語を学びます。そのため、上記のような方法が導入されているそうです。
幼児は頭がやわらかいため、すぐに両方の言葉を覚えてしまうそうです。すごいですね。
Amazonでのレビューも評価が高いようです。
0さい~4さい こどもずかん もっと 英語つき
出版社: 学研プラス
こちらは、食べ物や家族を学べる本になっています。
こどもは食べることが大好きなので、好きなものを見せると興味深々といった様子で見入っています。
とくに、その日の夕ご飯にたべたものは、とても強く記憶に残っているようです。それらはイラストを指差して自信満々に答えます。
この他に、家族構成、おもちゃ、楽器、鳥、洋服、家にあるもの、街中にあるものなど、1冊で広い範囲をカバーしているところが魅力的です。
ゆっくとすっく トイレでちっち
絵・さこ ももみ 文・たかてら かよ
こちらの絵本は絵がカラフルでとても可愛く、1ページづつめくるのが楽しみな絵本です。
画面いっぱいにたくさんのイラストが描かれてある構図は子供を飽きさせません。
娘はこの絵本でトイレに行くことの大切さを学びました。
おかげで、トイレ・トレーニングを3歳までに終わらせることができました。
トイレ・トレーニング中でなかなかオムツがとれない子に、トイレに行くことの意味をことばで教えるのはとても難しかったです。
しかし、この絵本を頻繁に読んであげると、絵から感覚的に理解できるようになるので、子供も理解がしやすいようです。
ゆっくとすっく しあげにはみがきもういっかい
絵・さこ ももみ 文・たかてら かよ
さきほどご紹介した本と同じシリーズの絵本です。
こちらの絵本は「こどもに虫歯のこわさ」を伝えることで、歯をみがくことの大切さを教える内容になっています。
うちの娘の場合は、バイキンマンがこわくて本を読みたがらなかったですが、それでも一定の効果はありました★
歯磨きの場合は、寝る前にパパと一緒に歯を磨いて、パパに歯磨きを教えてもらったのが一番効果的でした。
子供は母の言う事は聞かないけど、父や祖父母の言う事は聞く場合があります。
状況にあわせてパパやおばあちゃん、おじいちゃんの協力を得るのもひとつの手ですね。
しろくまちゃんのほっとけーき
1970年代に出版されたとは信じがたいロングセラーの絵本です。
絵がとてもシンプルでモダン。こんな絵本はおそらく末永く何世紀にもわたって愛されるのでしょうね。
この絵本は最後におかたづけするページがあるので、少しでもおかたづけができる子に育ってほしいという親のエゴもあって購入しました。
そんな親の思いは子供は全く興味がないらしく、うちの子はほっとけーきがやける過程がこまかく描かれている見開きにしか興味をもちませんでした。
もう少し大きくなったら、お片づけの部分にも興味をしめしてくれるのでは?と期待しています。