全国にリピーターがいる福島県のお寿司屋さん「源次寿し」に行ってみた!
撮影機材:PENTAX K5 レンズ:SIGMA 標準ズームレンズ 17-50mm F2.8 EX DC HSM APS-C専用
こんにちは★Maroonです。
今回、ご紹介するのは、全国にリピーターがいるお寿司屋さん「源次寿し」。地元福島県のいわき市では有名なお寿司屋さんです。もともとは父の行き着けのお寿司屋さんで、日本に帰国した際には週に1度は訪れているのですが、訪れるたびに新たな発見があるのが魅力。アットホームな雰囲気には心を癒されます。
- 福島の知る人ぞ知る「源次寿司」の歴史
- 福島の老舗お寿司屋「源次寿し」の外観
- 福島の老舗お寿司屋「源次寿し」のお店の雰囲気
- 福島県の老舗「源次寿し」のお寿司
- 源次寿しでお酒をたしなむ人のメニュー
- 源次寿しの店主おすすめの裏メニュー
- 源次寿しのその他のメニュー
- 源次寿しには配送セットがあった!
- 源次寿しへのアクセス
福島の知る人ぞ知る「源次寿司」の歴史
創業40年のこのあたりでは老舗のお寿司屋さん。
古いからこそ、良いネタを毎朝市場から仕入れられるとのこと。
お店のホームページによると、
競りに参加するには、売買参加者(略して売参バイサン)といって、競りの権利が必要になるのですが、現在は市場の卸売業者もしくは仲卸業者などでなければ売参権を取得することは出来ないのです。
源次寿しは、約40年前の開業当初から自分の目で良い魚を見極め、少しでも良いネタを提供したいという想いから、権利取得の規制がかかる以前に売参権を取得したのです。
つまり、私たち普通の寿司屋が競りに参加して直接魚を仕入れるというのは、それだけで他店よりも頭ひとつ抜き出して質の高いネタを提供できるという事なのです。(引用:「普通の寿司屋は競りに参加できない」|
源次郎寿し https://sushi-genji.com/)
毎日福島県いわき市にある市場で新鮮なネタを仕入れているので、他のお店とは違うお刺身やお寿司を提供できるのですね。しかし、震災後は地元の魚が提供できなくなったそうです。
「個人経営のお寿司屋がせりに参加できない」というのも衝撃的な事実でした。福島に限らず、全国でもせりに参加できるお寿司屋さんは少ないようです。日本中にリピーター客がいるのも納得です。
現在は、創業者である店主の息子さんが、毎朝3時起きで市場から新鮮な魚を仕入れているそうです。
福島の老舗お寿司屋「源次寿し」の外観
いつも女将さんが綺麗に掃除されている玄関。お庭の植物も枯れることなく、きちんとお手入れされています。
福島の老舗お寿司屋「源次寿し」のお店の雰囲気
ランチはいつも混んでいる源次寿しですが、夕方のディナー開店時はさすがにまだ、ほとんどお客はいません。メニューとともに掲げられた提燈がいい味だしてます。
いつも、あたたかい笑顔で迎えてくださる店主の女将さんがピカピカにしている店内。障子張りはすべて女将さんが行ったそうです。
仲のよいご夫婦を象徴するかのような置物。左側は「仙台四郎」の置物。
仙台 四郎(せんだい しろう、1855年頃 - 1902年頃)は、江戸時代末期(幕末)から明治時代にかけて、現在の宮城県仙台市に実在した人物の「人神」としての名称。〔中略〕
知的障害があり会話能力は低かったが、明治期に「四郎自身が選んで訪れる店は繁盛する」との迷信が南東北のマスメディアを巻き込んで流布し、売上増を企図する店舗等が四郎の気を引こうと厚遇した。〔中略〕
すると1920年(大正9年)からの戦後恐慌以降、繰り返し発生する不景気において四郎のブームが度々発生し、商業神の稲荷神やえびす、あるいは、土着の松川だるまを凌駕して仙台で信仰され、さらには全国的に知られる福の神として定着した。(引用:ウィキペディア| https://bit.ly/1MoQPQq)
「行きに寄ろうか帰りに寄ろうか ならば 行きにも帰りにも」
ロンドンオリンピックでメダルを獲得した水泳選手をはじめとする数多くの有名人がお忍びで来店するそうです。有名人のなかには、店主が大阪で修行していた時代のファンもいるほど。
これを見てあれ?と思った方も多いはず。
お寿司屋さんなのに、なんとステーキが食べれます。(裏メニュー)
店主は大阪修行時代に焼き物から揚げ物まですべてマスターされたそうです。
福島県の老舗「源次寿し」のお寿司
こちらはディナー用のお客さんに店主や息子さんがいつも作ってくれるお寿司の盛り合わせ。ネタがとても新鮮で質が高いので、いつも巷で食べているお寿司との違いを感じました。どのネタもぷりっぷり感が違います。
いつもいただくお寿司の盛り合わせは写真に掲載されてあるメニューとは少し違います。内容は、生うに、いくら、えび、ほっき、いか、中トロ、白身の魚、鉄火巻きなど。カリッカリに揚げられたえびの頭もおいしくいただけます。
源次寿しでお酒をたしなむ人のメニュー
お酒をたしなむ人には、お手軽な晩酌コース3,500円というのがあります。わたしと父はいつもこのコースです。生ビール2杯または冷酒2本(焼酎も選べる)と刺身盛り合わせ、他おまかせ料理2品でこの価格はお得感たっぷりだと感じました。
いつも最初に出されるお刺身の盛り合わせ(2人前)。盛り付けも美しく、お皿も店主選りすぐりの陶器や焼き物がほとんど。その日の仕入れによって光物の種類がちがったり、新鮮なかつおが入ったりします。
口の中でとろけるような絶品の塩うにが入っていることも!女将さんの茶碗蒸しやお漬物もとっても美味しいです。
新鮮な秋かつおが入ったときは、タタキにして店主特性の秘伝たれと一緒に出してくれました。秘伝たれも素晴らしいのですが、こんな柔らかいカツオ生まれて初めて食べました!
全国的にみても、おいしいカツオが出回っている地元で年十年もカツオを食べてきましたが、このレベルには足元も及びません。福島県いわき市はカツオの消費量が全国的にみても相当多いため、ほかの海域でとれたカツオも船ごと小名浜港に来ていました。
東京やニューヨークのお寿司屋も結構まわりましたが、こちらのカツオのたたきはピカイチです。
源次寿しの店主おすすめの裏メニュー
知る人ぞ知る裏メニューの「牛肉赤身ステーキ」は、店主の自慢の特性ダレと一緒にいただけます。何度かご馳走になりましたが、秘伝の特性ダレは甘すぎず、しょっぱすぎずお肉の味をひきたててくれます。もやしのシャキシャキ感もたまりません。
源次寿しのその他のメニュー
2階は宴会場になっており、毎年団体さんが他県からバスで訪れるそうです。この辺には、そんなお店はあまりないです。
ドリンクは少し高め。居酒屋ではないので、高めなのかもしれません。たしなむ程度なら「おまかせ晩酌コース」がお得ですね。
源次寿しには配送セットがあった!
こちらのセットは毎年、全国から注文が殺到するお中元、お歳暮セットだそうです。全国どこを探してもこれほどの魚は手に入らないということで、冷凍にもかかわらず注文が殺到するようです。この量で5,400円は驚きです!
源次寿しへのアクセス
アイルランドで購入したPCを利用しているせいで、Google Mapが英語表記になってしまっています。すみません。
源次寿し
電話: 0246-23-0307
住所:〒970-8034 福島県いわき市平上荒川砂屋戸117-6
アクセス:電車を利用の場合は、JR常磐線いわき駅南口より、バス5番乗り場から鹿島ショッピングセンター行き、中央台、福島高専行きにのり、「館下」で下車、徒歩2分。
いわき駅からタクシーで約5分。(1,000円~1,200円)
車でのアクセスは、常磐自動車道「いわき中央インター」または磐越自動車道「いわきJCT」より、10分。
※この記事はノンスポンサー記事です。
この記事を最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。