妻への愛で造られたカイルモア城|ビクトリアン・ガーデンのガーデンツアー|古代森と豊かな生物多様性
昔アイルランドの貧困の村に、妻と子を愛し人々からも尊敬されたあるお金持ちがいました。これは実際にあったお話です。
8月にアイルランド北西部コネマラ山地にあるカイルモア修道院を訪れました。
カイルモア修道院は、もともとはカイルモア城と呼ばれていて、個人の邸宅だったそうです。
Abbeyって直訳すると修道院ですが、ヨーロッパでは豪華な邸宅とかお城のような意味合いもありますね。
カイルモア城の一部は実際に長年修道院としても使われてきたので、どちらにするか翻訳が難しいところですが、今は修道院としては使われていないので、わたしはあえて「カイルモア城」と呼んでいます。
広大な敷地内にはお手入れの行き届いたビクトリアンガーデンとオークの古代森が存在します。
なぜ、ベルギーの戦火を逃れたベネディクト派の修道女たちが、この森にオークを植林し続けて生物多様性を守ってきたのかは、今となっては謎ですが、聖フランチェスコのように自然の中に光を見出していたのかも知れません。
私はカトリック信者ではないので勝手なことは言えませんが。…
陽ざしの強い8月でお花も少しお疲れ気味でしたが、素敵なガーデンでした。
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