【屋内編】アイルランドの常識で日本人が知らない危険な事!

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 (最終更新日:2019年8月15日)

こんにちは★Maroonです。アイルランドに数年住んでいると、アイルランド人の夫から見聞きしたり、自分で体験したことによって、今まで知らなかった、この国の常識的な事が少しずつ分かってきました。今日はその中でも、生活上の危険に関することをまとめて紹介したいと思います。

 

 

目次

 

 

屋内での常識

まずは、家の中での危険に関する常識を紹介したいと思います。家の構造や、地域によっても少しの違いはあると思いますので悪しからず。

 

電球の交換は結構危険!

 感電することもある

先日、軽く感電しました。壁に備え付けてある間接照明の電球を替える際に、電球のタイプを調べるために入り口を触った時です。ビビッ!!と指先に衝撃が伝わり、一瞬何が起こったのか分からず、ボーっとしていると、徐々に痛みが伝わってきて思わず悲鳴を上げてしまいました。

 

日本とアイルランドの照明の違い

日本ではありえない事ですが、アイルランドの照明には常に低電流が流れています。取り替える時は、必ずスイッチを切るか、コンセントを抜くようにすれば、感電を防げます。ちなみに、スイッチを切っていたつもりでも、切れていない場合があるので、電球との接続部分には触れないのが一番です。

 

空気を入れ替えるための換気口は開けておく

暖炉やガスヒーターは結構危険

こちらでは、Ventilationと言って、必ず窓や壁に小さな換気口が付いているのですが、これは空気の入れ替えをするだけではなく、空気を上手に循環させてくれるので、省エネにもなります。嵐の日などは、さすがに閉めた方が良いですが、それ以外は開けておいた方が無難です。

 

特に、暖炉や石油ストーブ、ガスヒーターを使用している家庭では、一酸化中毒を避けるためにも必須です。アイルランドでは暖炉を使用している家庭が多いので、これは常識となっていますが、日本に居た頃はファンヒーター、ニューヨークに居た頃は水蒸気ヒーターを使用していたので、アイルランドに来て夫に言われるまであまり換気を意識していませんでした。結構危険です。

 

濡れた手でスイッチを触らない

中で火花が飛ぶスイッチ!?

アイルランドには、料理をする時に壁に付いているスイッチを押さないと、IHやガスのコンロの電源をオンにできません。また、お湯を蛇口から出す場合は、お湯タンクを満タンにしなくてはなりませんが(大抵は電気料金が安い夜に自動で溜める設定にしておく)たまに追加でお湯が必要になった場合、スイッチを押さなくてはなりません。それに、備え付けの電気ヒーターのスイッチもあります。

 

これらのスイッチを消す際に、電源を消してから消せば特に問題はないのですが、電源を消さずにスイッチオフすると、スイッチの中で火花が見えます。慣れてくるとそうでもないのですが、最初は本当に怖かったです。特に外に霧が出ている日などは、室内湿度も上がるので、それに応じて火花が大きく光ります。濡れた手で触ると感電死する可能性もあるので、気をつけるようにしています。

 

いざという時のために、ランプや保存食を常備している

停電が少ないのは日本だけ!?

最近、我が家でも大きな冷凍庫を購入したのですが、それ以外にも缶詰などは常備しています。おかげで嵐や雪が数日続くような時は、食料調達のために外出しなくて済むため、とても便利です★ また、停電に備えて、懐中電灯、ラジオ、充電済み電池なども常備しています。

 

旦那さんの実家は停電が起きやすい地域にあります。その理由はしょっちゅう水道管が破裂するので、水道管工事が行われますが、その際に間違って地中の電気の線を切られると最低3日は電気が使えません。また、嵐が多いため停電になりやすいという事もあります。そんなこともあり義理の両親の家には常にアルコールランプや、数日分の保存食、暖炉の薪が常備されてあります。

 

水道水は沸騰させてから飲む

水道水は沸騰させてから料理やお茶に

アイルランドでは水道管の汚染の問題、水タンクの汚染の問題、農薬のたれながしなど、様々な事が原因となり健康被害を及ぼしているそうです。しかし原因がこれといって特定できていないために、実際の所は分かりません。一応我が家では、水道水は沸騰させてからお料理やお茶のみに使うようにしています。

 

アイルランドでは飲み水はミネラル・ウォーターを購入するのが一般的

アイルランドやイギリスの水道水は石灰水を多く含んでいるため、石灰水を飲む習慣がない日本人がそのまま飲むとどうなるのか?気になるところです。直接関係があるかどうかは分かりませんが、私はアイルランドに来てからずっと水道水をそのまま飲み続けて8ヶ月目にして、腎臓結石になり救急車で運ばれました。

 

その時たまたま妊娠2ヶ月目で直径7センチの巨大包嚢(通常は3センチほど)が子宮内に出来ていた事が判明したのですが、その痛みも同化して死ぬかと思うほど痛かったです。胎児に余計な物質が吸収されないように出来ると言われている包嚢の中身が何であったかは不明ですが、石灰も含まれていた可能性はあります。それからは、ずっとミネラル・ウォーターを飲んでいますが、特に何もありません。

 

アメリカ・ニューヨークの水道水

余談ですが、ニューヨークにいた頃も、水道水が合わなかったので、ミネラル・ウォーターにしたところ、肌荒れが一気に治った経験があります★ニューヨークの水は、人によってはそのまま飲めるほど美味しいという人もいますが、人によって合う合わないがあるみたいです。友人宅などを訪問すると、ろ過タイプの浄水器を使用している人も結構いました。

 

雷が鳴っている時は、全ての電化製品のコンセントを抜く

雷が近くで鳴っている時は、電化製品のコンセントを全て抜くというのは常識のようです。というのも、下手すると電化製品の故障の原因にもなるからだそうです。特に、古いテクノロジーを使っている電化製品は壊れやすいようです。

 

パソコンを濡らしてしまったら、完全に乾くまで触らない

これは日本でも常識かもしれませんが、濡れた状態でパソコンに触れると感電する可能性があります。コップの水などをこぼしてしまった際に、とっさにタオルなどで拭き、半乾きの状態で触ってしまいそうです。だからこそ余計に危険ですね。

 

鍵は毎回必ず閉める

いくら、安全な国に住んでいたとしても、戸締りはしっかりとします。たまにティーンエイジャーが夜中に勝手に庭に入ってきて遊んでいるところや、庭先の物を盗もうとしているところを目撃したことがあります。

 

近所の知り合い宅でも、室内に置いていた子供用の犬の置物が盗まれましたが、数時間後には庭のベンチにまた戻されていました。ちょっとしたイタズラ気分なのでしょうが、勝手に家に入って物を取るのは、イタズラでは済まされません。

 

しかし、それが10代の子供の場合、許されてしまうのがこの国の特徴です。アイルランドの子供は事件に巻き込まれてきた歴史的な観点からも、保護されるべき対象として法律によって、日本の子供以上に人権を保護されています。その素晴らしい法律と関係があるかは分かりませんが、悪さをする子供たちが増えているという現実があるのは確かです。

 

また、知らない人が訪れてきた場合は、鍵は開けず、少し相手には失礼ですが窓を開けて、窓越しにお話するようにしています。セールスや政治活動などの場合で興味がない場合は、その方が断わりやすいので、一石二鳥です。

 

以上、今回は私が知っている事だけを紹介しましたが、きっと海外生活が長くなってゆくにつれて、もっと分かってゆくのだと思います。次回は『危険なことの屋外編』を紹介したいと思います。

 

このブログを最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました★