夫との出会い④ 【1年3ヶ月ぶりの涙の再会&彼と初めて一緒に過ごしたクリスマス】
こんにちは。Maroonです。
今週から「私とアイルランド人の夫との出会い」、そして「結婚に至るまでの実話」を紹介しています。
この記事は先日書いた記事の続きです。
なんとか無事に、入国審査を通った私は、空港の到着ロビーへと急ぎました。
そしてゲートをくぐってすぐ左側の群衆の中に、彼の姿を見つけることができました。
私をすぐに見つけてくれた彼は周りが注目するくらいの大きなリアクションで、半分泣きそうになりながら駆け寄ってくれました(笑)
お互いに1年と3ヶ月の間に大変な苦労をして、そしてまた再会できたので、本当に嬉しくて言葉も少なく、感無量でハグをしました。
私はこの時すでに、彼が子供を作ることが出来ないことを知っていました。
また、お互いに結婚は考えておらず、ただ2人でのんびりと仲良く生活してゆけたらいいね、と思っていました。
彼は、会わなかった1年3ヶ月の間に、腰痛もひどくなっており、利き腕の左腕力も半分以上失ってしまう事件がありました。そんなことがあったせいか、少し以前とは雰囲気が変わったように見えました・・・。
その後の予定としては、ご両親に会いに行ってそこで数週間一緒に過ごし、その後、同じ地域にある知人の別邸を二人で借りて住む予定でした。
彼のご両親はダブリンから電車で3時間ほど離れた場所に住んでいたので、その日は疲れているし、二人だけで過ごしたかったので空港の近くのホテルに宿泊しました。
運悪く、そのホテルのレストランで食べたサラダが原因で、お腹を壊してしまったのですが、それでも、積もり積もる話などをして楽しいひと時を過ごしました。
翌日の夜に、ご両親のお家に到着し、お会いするのは2回目だったのですが、お互いにあまり緊張することもなく、快く迎えてもらえて嬉しかったです。
楽しい日々はあっというまに過ぎてゆきました。
その間に、ダブリンの移民局に出向き観光ビザを3ヶ月に延長する手続きも無事に済ませました。
ロック・ミュージシャンのような感じのTシャツを着た、長髪にお髭の男性が窓口で担当してくれて、
「別にこれくらいのことなら、わざわざダブリンに来なくても、地元の移民局で十分だったのに。」
と言われた時は、少しショックでした。
空港でのあの押し問答は一体何だったのか。。。
というか、この格好で移民局で働く人珍しい。。。
何はともあれ、全て用事を済ませ、その年のイベントは彼の家族と過ごす楽しいクリスマスだけとなりました。
彼のお母さんが作ったキャンドル・ホルダー★ ↑
アイルランドでは、クリスマスの3週間前ぐらいから、クリスマスケーキ作りや、プレゼントの準備を始めます。そして、2週間前にはお部屋のデコレーションも済ませているお宅が多いです。
最近では、クリスマスのプレゼントを9月頃から買い始める人が増えてきていて、毎年店頭に並ぶ時期が微妙に早くなってきています。
彼のお母さんは手先がとても器用な人で、クリスマス・ケーキもデコレーションもほとんど手作りです。
お母さんのケーキ作りの腕前はプロ並みで、地域のケーキ・コンテストで何度も優勝している実力派です。アイルランド全体のコンテストでも10位内に入賞したことがあるんです。★
どうしよう。私、料理は大の苦手、、。
と思ったのもつかの間、私はクラフトが大好きで、編み物やクロシェも趣味なので、そんな共通の話題で盛り上がりました。
ちなみに、彼のお母さんはアイルランド全体の編み物コンテストでも3位に入ったことのある人。何に置いてもかないません!
同じフィールドで勝負しない方が良いな、と早めに悟れてよかったです。(一体私が何を勝負したがっているのかは自分でも良く分かりませんが、息子の良いパートナーとして認めてほしかったのだろうと思います。)
玄関に置いてある小さなクリスマス・ツリーのオーナメント💕
客間にセットされた、クリスマス・ディナー用のテーブル★
メインの七面鳥は前日から十時間ぐらいかけて作ります。
何もかもが私にとっては、新しいことばかりでした。
家族は、お父さん、お母さん、妹さん、犬2匹、そして馬2頭です。
おかげで、とてもにぎやかで楽しいクリスマスを過ごすことができました★
そして、クリスマスが過ぎて少し落ち着いた12月の27日に私たちは、これから一緒に生活してゆく二人の家にお引っ越ししました💕
しかし、
それまで私は、これから住む家を写真でしか見たことがなく、どんな場所にあるのかも良く分かっていませんでした。
そして、このことが後で更に大きな試練を生むことになったのです、、、。
この続きは、また来週書きたいと思います。
今日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。