【2018年秋冬レディース】日本でも流行りそうな!?海外のファッション・トレンド!
こんにちは★Maroonです。
わたしは以前、自由が丘の輸入靴・服専門店で働いていた経験をいかして、少し違った角度からファッション記事を書いているWebライターです。
今回は、日本でもこれから流行りそうな「2018年秋冬の海外のファッション・トレンド」をリサーチしました。トップスやジャケット、靴やデニムなどを、まとめてご紹介します。
何を基準に「日本でも流行りそうなファッション」を決めるのか?
前回特集した
2018年春夏に海外で流行っている!?不思議なファッション・トレンド7選【レディース】【メンズ】 - áit áthasach, Ireland
はおかげ様でとても好評でした。
この記事のよかった点は、自分で言うのも何ですが、日本でうけるうけないを考えずに、特に読者を限定しなかったことだと思います。そうすることで、より多くの読者が面白おかしく読めるような記事になっています。
ここで、なんとなく疑問に思ったことは、
「実際にこの不思議な海外ファッションは日本で流行るのだろうか!?」
ということ。
ひとことに、「海外ファッション・トレンド」と言っても、日本ではあまり流行らなさそうなトレンドもあります。
日本人に似合うファッションってあるの?そもそも日本人って何?
「どんなファッションが日本人の体型にあうのか?どんな色が日本人のスキンカラーに合うのか?」一昔前はわたしもそんな狭い固定概念にとらわれて、ものごとを考えていました。
最近はハーフや欧米型の体型の人も多く、髪も明るめのトーンに染めている人が少なくありません。何を基準に日本人の体系かスキンカラーなのかを決定するのが難しくなってきています。
このあたりはグレーエリアの話題で、差別にもつながることからタブーとみなす人も多く、ファッション界でもあまり議論されない点なのではないでしょうか?
いつだったか、数年前に1枚の服を着るだけで、その人の体型のデータがメーカーのコンピュータに集積され、オーダーメイドの服が簡単に作れることで話題になりました。
3歳になるわたしの娘はアイルランド人とのハーフなのですが、体型はパパゆずりでがっしりしています。もし将来日本国籍を選んで日本で生活するようになったら、既製品の服は体型に合わなくて困る、と言い出すかも知れません。
さらにハーフのなかでも幅があり、ブラウン系のスキンカラーの人もいれば、うちの娘のような薄めのイエロートーンのスキンカラーの人もいます。そして、これからますます国際結婚は増え続け、日本を含む世界中のハーフ人口は増え続けるのです。
「日本人」とひとまとめに言っても(たとえばハーフではなくても)、イエロー系のスキンカラーの人もいれば、ピンク系の肌色の人もいます。日焼けしてブラウン系にちかいスキンカラーの人もいます。体型や趣向も千差万別。
話がとても複雑になってきた。。。
つまり何が言いたいかというと、「日本人」に合いそうなデザインか色かなどは、多様化する現代社会においては「簡単に断言できない」ということ。そしてマーケットは今後多様性やマイノリティーに対応していくことがますます難しくなり、そこにこそビジネスチャンスがあるということになります。
日本で人気のあるファッションとは?
海外在住の筆者が日本に帰ってきて東京や地方などをまわってひとつ気付くことは、大多数の日本人女性がシンプルなコーデを好み、派手な色使いをさける傾向にあるということです。(晴着などはとても派手なのに)
そこには、文化的で歴史的なものも関係しているはず。
江戸時代から脈々とつづく、村八分という概念。「周囲からあまり目立たちすぎない方が良い。だから目立たない服の方が心地よい。」という固定概念の影響があるのかもしれない。
また、ハレとケガレの違いが日本ほどはっきりしているところはないでしょう。
または「シンプルな服の方がその人の魅力を引き出してくれる」ことを知っている日本人が多いからなのかもしれない。(しかし、色に関していえば、モノトーンよりもピンクやブルーといった派手な服を着ることで魅力が増す日本人はたくさんいると、筆者は感じています。)
派手な色使いのものは小物だけにおさえたり。
関西に行くとヒョウ柄を大胆に着こなす人もいたりします。
かと思えば、大胆で派手な色使いを好み、まるで「これまでの常識」に対し疑問を投げかけるような、アート的なファッションの人もいます。東京の渋谷や高円寺などでたまに見かけます。
そして忘れてならないのが、日本にも富やステイタスの差によってファッションの違いがあること。それは、それぞれの社会的地位によって職場や社交の場でのドレスコードも違ってくるので、仕方のないないこと。
実際に私の知っているお金持ちは、私生活ではヒカキンのようにつつましいファッションをしている人が多いです。その方が見てて楽そうだし危険を回避できそうです。
そんな風に多様な文化が重層的に交差する社会をかんがみながら、今回は、海外在住だからこそ気付く、日本でも流行りそうな「海外のファッション・トレンド」を紹介してゆきたいと思います。
靴部門
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド1:ミュール
ミュールはもともとは18世紀のフランスで使用されていた寝室用靴がはじまりで、脱ぎやすいようにかかとにベルトなどがついていないのが特徴。
歩きやすい低めのヒールがほとんどで、日本でいう「つっかけ」とは少し違います。もともとは寝室用靴なので運転には適しません。抜けやすく、事故につながることもあるので、運転中はスニーカーなどに履き替えた方がよいでしょう。
どんなタイプのスカートやパンツにも合う優れものです!海外では夏でも流行に関係なくミュールを履いている人を見かけるほど、定番中の定番です。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド2:スリットが入ったブーティー
ミュールが流行っている2018年。例年ならブーティータイプのミュールもおすすめですが、今年の秋は気温が落ちる日が多いので、足の露出が少ないブーティーのほうが安心です。
今年のもうひとつのトレンドでもあるスリットやVネックタイプのブーティー。これなら、冬まではけそう。秋を感じさせるスウェードタイプやヌバックタイプが人気です。
色は、キャメル、グレーヌバック、オリーブなどシックな色合いで、足元からトップスまで全体をシンプルで落ち着きのある雰囲気に。カジュアルな服装の場合は、濃い目のジーンズなどにぴったりです。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド3:スリングバック・パンプス
海外で2018年秋冬の流行っているポインテッドトゥの「スリングバック・パンプス」。ポインテッドトゥはつま先が中心にむかって尖っているのが特徴です。
つま先が細いデザインのためヒールの高めのものは長時間はいていると足が痛くなってくることも。なるべく柔らかい革素材のものを選ぶようにしましょう。
秋冬は、見た目が暖かみを感じさせる「スウェード」や「ヌバック」がおすすめ。色も、秋冬ならではのオリーブやオーカー、ヌーディーカラーなどがコーディネートしやすく、人気です。レッドのワンポイントで足元だけを目立たせるのもおしゃれ。
スカートやスラックスだけでなく、ジーンズと組み合わせることで、ふだん着にゴージャスでセクシーな雰囲気を加えることができます。
とてもエレガントな雰囲気の黒のパンプス。黒は重い印象になりがちですが、ワンポイントが入ったデザインを選ぶことで、フォーマルにもカジュアルにも使えます。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド4:カウボーイ・ブーティー
「カウボーイ・ブーツ」というと脚線が強調されがちなので、苦手意識のある人もいるかもしれません。ブーティーなら逆に脚線を美しくみせ、お洒落上級クラスの雰囲気を出せます。
キャメルなどの色を選んでしまうと「いかにもカウボーイ的」な雰囲気がでてしまい、使用できる頻度が限られますが、クリームカラーやグレーヌバックなら、シックでいろいろなシーンで活躍します。
今年流行りのライトトーンのカウボーイ・ブーティですが、クリームカラーは少々着こなしが難しいのが難点。コーデに自信がない場合は、グレーヌバックなど少し落ち着いた色を選ぶようにしましょう。
トップス部門
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:アニマル柄のインナー
今年の秋冬トレンドのアニマル柄。海外のようにアニマル柄を全身で着るのは少し勇気が必要ですが、インナーやトップスだけなら使いやすいでしょう。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド5:ロゴマニア
日本でもすでに芸能人やモデルなどが着用していることで、話題になっている「ロゴマニア」。ロゴが入っているTシャツや、全身ロゴになっているものも!モノトーンの服やワンポイントカラーの小物とあわせると、よりオシャレに。
全身ロゴが入っているタイプのデザインは、日本で流行るのか!?お金持ちの間でははやりそうな予感。
もともと、ホログラム模様は日本の「小紋」などのパターンからヒントを得てヨーロッパのデザインナーたちがファッションにとり入れた歴史があるので、日本人が好きなのも納得できます。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:ベラトップ
2018年春夏にも流行っていたふんわりした袖が特徴の「ベラトップ」。秋冬もインナーとしてまだまだ人気です。春夏とは違い、少し厚手の生地やダークカラーのラインナップが目立ちます。
ベラトップと合わせるボトムスは細身のタイプを合わせると、すっきりとした印象になります。裾が広がっているタイプのボトムスはモデル体型じゃないと、ぼてぼて感がこの上なく強調されるので気をつけましょう。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:ラッチド・トップス(ruching)
2018年の海外トレンドでも注目をあびているのが、この”ラッチング”が施されたトップス。今のところはドレスやシャツがほとんどですが、今後、どのようなラインナップが登場してくるのかが楽しみです。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:フラワー柄のブラウス
2018年のトレンド、フローラル・プリント・ブラウス。ウエストが引き締まっているタイプが海外では人気があります。いずれも、袖がふんわりひろがっているデザインが流行っています。
スカート・ワンピース部門
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:ヒョウ柄のプリーツスカート
今年流行りのヒョウ柄。そのなかでも「ヒョウ柄×プリーツスカート」の組み合わせは、「ワイルド×エレガント」の絶妙なバランス。
スニーカーと合わせることで、”こなれている感”が増します。
スニーカーの色はホワイトやブラックなどがおすすめ。また、ダークゴールドなどをあわせるとシックな雰囲気になります。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:アニマル柄のストレートスカート
ヒョウ柄とともに人気のあるアニマル柄のスカート。ストレートスカートは歩きにくいと感じる人もいます。素材を選ぶときは、そんなポイントを重視しても良いでしょう。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:フラワー柄のワンピース
ブラウスと同じく、今年流行りのフラワー柄のワンピース。袖口がふんわり広がっていたり、ゆとりがあるタイプが今年のトレンドです。一枚あれば、コートやジャケットを羽織るだけで出かけられるので、コーデの時間が短縮できてとても便利です。個人的にはかなりおすすめです。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:ラッチド・ドレス(Ruched Dress)
美しいラッチングによって、セクシーとエレガンスの両方を兼ね備えたドレス。日本でおなじみKENZOからも深みのある秋色のドレスなどが発表されています。ぜひパーティーやデートに着てゆきたい一枚。
素材はホイル感(アルミホイルのようなつや消しの)の素材が今年のトレンドです。下の画像は素材の参考例。
ジャケット・コート部門
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:シュリンプスコート風モコモコジャケット
フォーマルな雰囲気のある元来の シュリンプスコートとは違い、まるでフリースのようなモコモコジャケット。スカートにもパンツにも合わせられるので、着まわしにはピッタリ。
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:アニマル柄のテーラード・ジャケット
ボトムス部門
2018年秋冬の海外のファッション・トレンド:パッチワーク・ジーンズ
かなり個性的な印象のあるバッチワーク・ジーンズ。これを着こなすには、トップスやジャケットをモノトーンでシンプルに引き締めるのが無難。コーデを楽しみたい人はいろいろとクリエイティブに遊べそうな1本です。
パッチワーク・ジーンズはメーカーによって、種類がたくさんあるので、その中から自分にぴったりのジーンズを見つけられればオリジナル感がだしやすくなります。
この他に「アシッド・ウォッシュ・ジーンズ」が流行っているとの情報もありますが、まだ、ラインナップはそれほど揃っていないようです。
2018年秋冬ファッションをたのしもう!
自分に似合う服に出会う旅
今回は、2018年秋冬に日本でも流行りそうな海外のファッション・トレンド(レディース)をご紹介しました。なるべくシンプルで着心地のよそさそうなものを選びました。何が自分に似合うか似合わないかは人それぞれ。あまりトレンドだけにとらわれず、自分に似合う服に出会う旅をはじめましょう!セレクトショップめぐりやネットサーフィンはそんな場合にぴったりです。