甲状腺癌の全摘出と、アイソトープ治療のその後について

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こんにちは★Maroonです。秋もだいぶ深まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?今日はブログ再開のお知らせをしたいと思います。

 

治療前に行った精密検査の結果によると、幸いガン細胞は未発見で、甲状腺の残りがあるだけとなりました。それを除去するために今回アイソトープ治療を受けることとなりました。

 

 

私は4日間の放射線ヨウ素治療(アイソトープ治療)を終え、その後3週間続いた自宅での軟禁生活もあと少しで終わります!体に残ったヨウ素もかなり少なくなってきており、体の調子もだいぶ良くなりました。

いまだに娘とは接触できていませんが、最近夫の両親の家から帰ってきたので、声が聞けるだけでも嬉しいです。私は自室にこもって生活していますが、それでも微量のヨウ素が部屋の外へ漏れてしまうこともあって、大事をとって娘には夫のご両親と2週間生活してもらいました。

 

日本では分かりませんが、こちらでは放射線ヨウ素治療を受けた患者は、最低3週間は子供や妊婦と2メートル以上の間隔を常に保つ必要があります。子供の甲状腺は少しでも被爆すると、後に甲状腺癌を発症する原因になるからです。大人と会話をする時は、退院してから最低2週間は約1メートルの間隔を空けて、1日に1時間だけとなります。

 

アイソトープ治療については、また詳しく書きたいと思いますが、私が隔離病室から退院してよいと許可を得た日の朝の放射線量は毎時9マイクロシーベルトでした。私の実家がある場所は福島県の中でも線量の低い方なのですが、2012年の春頃に帰郷した際に、ある国の国防省でも使われているというガイガカウンターで測定した時には、毎時0.2マイクロシーベルトでした。(市町村発表の数値とほとんど同じ。)

 

こうしてみると、毎時9マイクロシーベルトがどれだけ高い数値かが分かっていただけるかと思います。福島の線量をアイルランドの病院のメディカル・フィジシストとドクターに伝えると、その低さに非常に驚いていました。ただ、福島やその周辺地域での被爆は空間線量以外にもたくさんあるので、実際にはもっと被爆していることになります。

 

ヨーロッパでの基準では、大人は一日に約9マイクロシーベルト程度なら被爆して良いことになっているそうです。(正確には医療関係者がそれぐらいで、一般人はその3分の2程度)ヨーロッパの基準はおそらくはWHOの基準に則っているはずなので、日本の基準はそれより高いことになります。

 

日本の癌患者数が世界的に見ても多い理由については、「日本人は魚介類と漬物をたくさん食べるからだ」とドクターは言ってました。日本だけではなくて、世界中で漬物に含まれる添加物や魚介類に発ガン性があるとの調査報告が出ているそうです。これは短期間食べたからと言って発癌するわけではなく、長期間食べ続けた場合だそうです。

 

ちなみに、お塩だけで漬物を作る場合は、添加物が含まれてはいないのでオッケーだそうです。とはいえ、私はほんだし、こんぶだしの大ファンなので完全に絶つことはできなさそうです。量を少なめにしつつ、代わりのお出汁を模索しようと思います。また、週に1回程度なら魚介類を食べても良いとのことです。

 

ブログ再開のお知らせだけにしようと思っていたのに、またついつい話が長くなってしまいました。また、何か役に立ちそうな情報を思い出したら、載せたいと思います。

 

今日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました★